2020-11-26 |
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日記
朝、幼稚園に行くぎりぎりの時間まで、あーちゃんはネットフリックスでプリキュアのオールスター系の映画を観ている。わたしもプリキュアのことは基本的に好きなので、つい惹きこまれる。プリキュアはあきらめない。
身体のしんどさがまとめてやってきて、「面倒くさい」を連発する。面倒くさいから、味噌煮込みうどんに肉を入れるのをやめる。あーちゃんに頼まれていた、柿と林檎を剥いておくことは、夫がやってくれた。買いものも夫が行ってきてくれ、おやつに「雪見だいふく」を買ってきてくれた。怠い身体で食べるアイスクリームは美味しい。
月末〆切の投句を二件済ませた。今月はあと、「猫俳句大賞」にも応募したいし(間に合うかな)、来月早々には(もう来週)ふらんす堂関連の〆切が立てつづけにあるのだった。ほんとうに?と、何回も手帳のページをじっと見る。
今日が三島由紀夫の忌日だと知ってはいたが、没後五十年であることをTwitterで知る。二十代前半くらいがいちばん熱心に読んでいただろうか。耽美派の作品が好きだったが、最期はずっと理解しえないままだ。
小学校の高学年くらいか、中学生だったか定かではないが、親戚の家で抽斗を勝手に開けたら(宝さがしでもしているつもりだった)、『仮面の告白』と『金閣寺』が入っていた。『仮面の告白』のほうを読んだが、当時はちっとも分からなかった。それが三島との出会いだった。
いまの自分には、もう濃すぎるかもしれないと思う三島だが、いつか『豊饒の海』は読破したいなぁとずっと思っている。
2020-11-25 |
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日記
三連休がおわった。昼、めちゃくちゃ久しぶりに丸亀製麺へ夫と行く。空いている時間をねらって、早めに行ったのに混んでいてすこし驚いた。セルフサービスの葱を取ることを、なんとなくやめる。
昨夜は腕の痛みが気になってきて眠れず、けっきょくロキソニンを飲んで寝たんやよね、という話を夫にしたら、「逆上がり禁止ね」と言われた。「急にする、ちょっとした動き」の危険性を説かれる。
あーちゃんがいないことの解放感をあじわいつつ、一日というながい時間を、連休後すぐ幼稚園で過ごすことのできる彼女を、すごいと思う。さいきん、「なんでようちえんっていくの?」という質問をよくされるけれど、答えかたがむずかしい。そのつど応じてはいるものの、どこか釈然としないものを感じている。
夕飯は簡単なものにしようと、鶏つみれの鍋をつくる。つみれの生地が柔らかすぎたのだろう。どんどん崩れて、出汁が白く濁ってしまったし、鍋底にも焦げついた(味は美味しかった)。鍋を煮ているあいだ、昨日の日記を書く。ほんとうは十月のことを、以前のように(『九月の日記』)書いておきたかったのだが、いま、記憶のあたらしいことを書かなければ、もう自分は日記を書かないかもしれない、という気がふとした。あたりまえすぎるのだけれど、頭のなかに書きたいことがあっても、書かれなかれば書いたことにならないのだ。書いてみて、やはり自分は「ただの日記」が好きなのだ、と思う。更新後、太田うさぎ『句集 また明日』(左右社)を読む。再読だが、胸が苦しくなるほど、好きな句ばかりである。
幼稚園から帰ってきたあとは、粘土あそびをすると決めていたあーちゃん。もくもくと型抜きをしては、型をとったあとの、へろへろした粘土のほうを見せてくれた。たしかに切り口が、きれいである。ひとまとめにして片づけるのを嫌がったので、できあがったものを夫がタッパーに入れていた。
ふたりのお風呂を待っているあいだ、『名句に学ぶ俳句の骨法 (上)』(角川選書)を読む。
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2020-11-24 |
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日記
起きたときから怠く、風邪がぶりかえしたような感じ。年賀状用の写真を撮りに、先週初めて行った公園(敷地がだだっ広く、写りこむ電線や建物がない!)へ再び行く予定だったが、変更して近所の公園(通称 : おうまちゃん)へ。
「さつえいはいや。みられるとはずかしいから!」というあーちゃんに、誰もいないよ〜と来たおうまちゃんだったが、思いのほか人がいた。二台設置されたブランコで、隣同士で遊んでいた親子のおかあさんと、「いつもここ、誰もいませんよね」「連休のさいごだから、みんなもう行くとこないんですよ」と会話する。
幼稚園の授業では鉄棒があり、あーちゃんは逆上がりが怖いとよく言っているのだが、おうまちゃんの鉄棒で練習するという。ひょっとして、かあちゃんできるかも、と言えばもちろん「やってみて」とせがまれて、最後にいつしたかも憶えているわけのない、逆上がりを一回する。被っていたベレー帽が、まっすぐ落下した。案外できるものだ、と調子にのったのも束の間、腕が、肩が、痛みだす。そりゃそうだ。ふだんから身体をほとんど動かしてないし、体調もわるいのに。
家にいると、あーちゃんは無限になにか食べようとする。夏ごろに買ってあった「ねるねるねるね」(ぶどう味)を、やっと開封。これを買った際に「ねるねるねるねは七文字!」と、よろこびいさんで俳句をつくったことを思いだし、あれこそが初期衝動だったのだ、と思う。でもべつに、まだ初期衝動でもいいのだよ、とも思う。あーちゃんから、ひと口貰ったねるねるねるねは、めちゃくちゃ酸っぱかった。
夜になるにつれ、腕がどんどん痛くなってくる。本を読みながら、兼題のある投稿や、ネット句会に向けて作句。いつもより進んだ気がする。
読みおわった本 : 「角川俳句」2020年2月号
✳︎ 日記のタイトルを俳句にする試みをしてみます(いつまでつづくかは謎ですが……)。 本日は「勤労感謝の日」が冬の季語になっています
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2020-11-18 |
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俳句
しんしんとクロノスタシスして聖夜 かおり
文芸誌「小説 野性時代」十二月号の俳句コーナー「野性俳壇」にて、長嶋有選・佳作をいただきました。兼題(あらかじめ出されたお題)は、冬の季語「クリスマス」でした。ありがとうございました!
簡単に語句の説明です。「聖夜」が兼題「クリスマス」の傍題(クリスマスがメインだとしたら、そのサブ的な仲間の季語です)で、クリスマス・イヴにあたります。
「クロノスタシス」は時計の秒針が止まって見える現象のこと。
「野性俳壇」には以前、選外佳作として名前が掲載されたことがありましたが、自句の掲載は初めてでした。投稿の三ヶ月後に結果がでるからか、兼題の季節が前倒し気味なため(たしか八月ごろにクリスマス! )、難しさを感じていたので嬉しい……。季語が含んでいるものを、自分がちゃんと掴めているのかどうかは今後も課題です。
過去の日記にも書いたことがあるのですが、もともと長嶋さんの小説ファンだったわたしは、ご本人に会える! ということもあり「飛騨マッハ」へ行ったのでした。そこで人生初句集『春のお辞儀』(ふらんす堂、現在は書肆侃侃房より新装版が販売中)を買ったわたしにとって、長嶋さんは俳句の「親鳥」のようなもの。採っていただけ、ほんとうに感激でした。
そういえば、「野性俳壇」が開始してすぐ(二〇一七年からみたいですね)、長嶋さん読んで欲しさに、二回ほど投句をしたことがありました。その頃は俳句のことをわかっていなくて、何もかんがえず無季の句を出していたような……。当然のように掲載はされず、自分に俳句は無理かもなぁ、なんてすぐ止めてしまっていたのです。
そんな自分が、俳句にはまって投稿をどうにか続けていられるのは、句会をともにしている仲間がいるからかもしれないな、と思います。わたしにとってはですが、ひとりで続けるには、俳句は難しい文芸でした。結社に入ってみたかったのも、自然に仲間を求めて、という気持ちがあった気がします。今回は、そんなきっかけをくれた知人たちと一緒の掲載でもあり、喜びもまたひとしおでした。
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(ばんかおり)
「いい石の日」である11月14日(土)。今年も開催された「ISHIFES2020」にオンライン出店していた堀口文庫ですが、当日は家族3人でリアルでも楽しんでまいりました。
まずはメイン会場である、古民家スペース & カフェバー「空と月」さんへ。夫の提案で、われわれはRUN(今回のテーマは意志雄のRUN…でしたよね?)ではなく、30分ほどWALKしました(4歳児の歩幅を見誤っていた…)。
ここから、次のサテライト会場へ向かう意志雄先生をお見送りをするはずが、ぜんぜん間に合いませんでした笑。
初めて来訪した「空と月」さんにご挨拶をして、二階の物販コーナーへ。さっそく石ガチャです。今回は「きつめのやばい」…つまりはあの、鬼滅のネタがあるということで、あーちゃん(子ども)も楽しみにしていたのです。
結果はこんな感じでした。「ねず子がほしい〜」と言っていたあーちゃん、ごめん! でも、ある意味では奇跡的ですよね…。まだ、鬼滅を最後まで履修できていないわたしたちは、だれなのかわからなかったのですが、意志雄先生によると「石座」とのこと。
メイン会場を満喫したあと、われわれは岐南にある「ajara」さんへ! お目当ては同テナント内にある、テイクアウト専門店「お持ちかえり店 ajara」で限定販売される「いしお弁当」です。地元の野菜(じつは作っているかたも、お知り合いだったりします)をふんだんに使った、ajaraさんのメニューが大好きなのですが、これもぜったいに美味しいのは間違いない…!
無事、注文できたお弁当を待ちながら、意志雄先生を出待ち。朝から同行しているという名誉会長のカナコさんと、撮影を担当する実行委員長のコージーさんに会えちゃいました! リアルでおふたりに会うのが、ほんとうに久しぶりで…何だかそれだけで、しみじみ嬉しくなってしまうわたしでした。
そのまま、オーディエンスとして撮影風景を見させていただき、Instagramでのライブ配信にも、あーちゃんと一緒に少しだけお邪魔しました。みなさま、ありがとうございました!
渾身の食レポを見ていたら、お腹が空いてすいて…。帰宅してから食べた「いしお弁当」、絶品でした。ajaraさんのお弁当はボリューム満点で、いろんなおかずを一度に楽しめるのが魅力。好物の里芋コロッケが入っていたのも嬉しかったです。また、食べたいな〜。
まだまだ、気になるサテライト会場はありましたが(ティダティダさんの蒸しパン食べたかった〜!)、往復1時間WALKの疲れもでてきたため、ここからはオンラインを中心に楽しませていただきました。こんな感じで、自分たちのペースで楽しめるのも、オンライン開催の良さでは?と思います。
ちなみに、オンライン配信を見ているときのあーちゃんは、意志雄先生からも自分が見えていると思って照れていました。
オンライン会場(当オンラインストア)では、コラボアイテムをご注文いただき、誠にありがとうございました! 準備ができ次第、順次発送をさせていただいておりますので、もうしばらくお待ちいただけますと幸いです。
なお、こちらは2021年11月13日までの限定販売となっております。見逃していたかた、今まさに石ロス中なかた、引き続きどうぞよろしくお願いします〜!
(ばんかおり)
気がつけば、今週末はもう「ISHIFES2020」じゃないですか。毎年言ってますけど、早い。月日が経つのが早すぎる……!
現状を鑑みて、オンラインを中心とした開催になった今回。堀口文庫はコラボアイテムを販売する、オンライン会場のひとつとして参加します。じつは出店側として参加するのは、初めてのこと。実店舗を持たないわたしたちにとって、このかたちで参加できるのは、けっこう嬉しいことだったりします。
ISHIFES2020については、公式HPのこちらと……
さいきんはめきめきと動画編集の才を発揮している、意志雄先生が制作したPV動画をぜひご覧ください! 先生凄いですよね、ほんとうに……。
コラボアイテムのTシャツはただいま、当オンラインストアにて販売中です。引きつづきご注文をいただいており、ほんとうにありがとうございます。とても嬉しくて、わたしのなかでは、もうISHIFES終わった……?みたいな、これがあの噂の気持ちなのか……?なんて、思ったりしています。
ご注文をいただけたかたには、順次発送をさせていただいております。ご到着まで、どうぞ楽しみにお待ちくださいませ!
さて、昨年開催された「ISHIFES2019」で、わたしはそれまでの会場であった「長月」スタッフとして、お客さまを受け入れる体験を初めてしました。そして、夫といっしょに漫画を投稿する、というかたちでも参加をして……とても思い出ぶかいです。楽しかったな〜。
投稿した作品はこちらです。まずは、夫のホリグチトモヒト「四股名」。
そして、ばんかおり「わたしは少女漫画家になりたかった」。
4コマ目の意志雄先生、ベルばらのオスカルを参考にして描いたのも、いい思い出です。
今回はやばめの石ガチャもあるみたいですね……そういえば、漫画ではなくて文章作品の新刊『プライドなんてポテトだけで十分だ』も、まだ読めてないので読まなければ。とにかく、自分から楽しんだもの勝ちなISHIFES、今回も楽しみましょう〜!
(ばんかおり)
design ib の堀口です。
design ib のお仕事「岐阜美少女図鑑」のデザイン
2号(2009年12月発行)から本誌のデザインを担当しております。
撮影の立会いでは、たまに「あの辺で撮ってみては?」とか言ったりしてます。
今回は、岐阜市・大垣市・可児市・関市・本巣郡などで撮影。
モデルたちは寒い中がんばっておりました。
岐阜美少女図鑑23号は、2020年12月20日発行予定です!
岐阜美少女図鑑Webサイト
みなさん、こんにちは。このところ、すっかり冷えこんできましたね。週末には立冬ですし、そろそろ秋もおわりかぁ……とすこし寂しくなっている、ばんかおりです。
先日のブログでお知らせしました、ISHIFES2020 コラボ「猫一」Tシャツにさっそくご注文をいただいています(現在、ご予約を受付中。11月9日から順次発送いたします)。本当にありがとうございます!
夫がイラストとデザインを担当している、堀口文庫のオリジナルTシャツなのですが、じつはこちら以外にも、もう1柄あるのです。
それが「長い本棚」Tシャツ。
当オンラインストアではすでに販売中でしたが、ちゃんと告知をしておらず、これまで知られざるアイテムになってました……!
基本は自分たちが着たいものを作っているTシャツですが、こちらは夫が作ってくれた、わたしの部屋にある本棚が着想の元になっています。
文庫本専用にしている棚なのですが、ほんとうに長いです。ちなみにこの棚の向かいにも、本棚がそびえています(さいきん、また本が入りきらなくなってきました……)。
色はホワイトのみ、柄はブラックでプリントされています。ユニセックスサイズでS〜XLまで展開していますよ。シンプルで合わせやすい1枚で、インナーとしてもおすすめ。本好きのかたに手に取っていただけたら、うれしいです!
ただいま、今週末11月7日(土)〜21日(土)まで、当オンラインストアでご使用いただける5%OFFクーポンを配布しております。
お買い物の際は、必ずクーポンコード「shop120thx2」をご入力くださいね。ISHIFES2020 コラボ「猫一」、「長い本棚」Tシャツ以外にも、拙著「どこにもいかない、ここにある」(在庫がだいぶ少なくなってきました。増刷を検討中です)にもお使いいただけます。この機会にぜひご利用くださいませ。
(ばんかおり)
2020-10-23 |
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雑記
「ISHIFES2020」とは?
岐阜が誇る自称漫画家「石田意志雄」が毎年11月14日(いい石の日)に開催している奇祭「ISHIFES(石フェス)」。
今年は「リアルとオンラインを融合した新時代に対応したフェス」になるそうです。
詳しくはこちら
「ISHIFESスケジュール表」は必見。
新聞の番組欄風のデザインに縦読みぶっこんでます(笑)
ISHIFES2020 コラボ「猫一」Tシャツ、本日より予約販売開始!
さて、「オンライン出店」参加者に課されるのは「コラボ商品を作って販売」すること。
ということで、堀口文庫のロゴ「本を読む黒猫」を「本を読む猫一」にし、Tシャツをつくりました。期間限定(〜2021年11月13日)で販売いたします。
ご予約・ご購入はこちらから!
※11月9日から順次発送予定です。
ISHIFES2020 コラボ「猫一」Tシャツ
ISHIFES2020 コラボ「猫一」Tシャツ(キッズ)
「猫一」とは?
岐阜が誇る自称漫画家「石田意志雄」が飼っている奇猫「猫一(ねこいち)」。
背中の模様が「猫一」に見えることからその名がついた
のは後付けで、柳ケ瀬にあった洋食屋「キッチン・ねこ一」からとったのであろう。
2020年11月14日(土)、お楽しみに!