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2020-04-15

思いだす日記 | 四月六日(月)

割ったら双子だった卵
「こどもとおや」とあーちゃんは言っていた

 

 五時台に目が覚めて、布団のなかでなんとなくInstagramのストーリーズを見ていたら、きくちゆみこさんがnoteで日記を書きはじめたと知り、光の速さで読みにいく。うれしい! ゆみこさんは日記が苦手と書いてあったけれど、このような不安定な状態にあるいま、ゆみこさんの言葉がリアルタイムで読めることが、ありがたい(苦手なこと、やらないと思ってたことをやる、わたしにとっては音声配信だな)。

 眠いのに気持ちが昂ぶって起床。夫の割った卵が双子だった。自然と、わたしも日記が書きたい、という気持ちがわいてくる。朝食は玉子サンド。

 日記本の専門店「月日」が、日記好きコミュニティの二期メンバーを募集していた。わたしは先月からほとんど無収入なので、申し込みを迷っていた。一期はすぐに定員が埋まってしまった。出勤まえの夫に、こういうコミュニティがあって……と話すと「入ったらいいやん」と言われ、すぐ申し込む。わくわくしてくる。

 昨日からなんとなく、マスクをつくっているあいだは、「いっしょにあそぼ」と言わなくなるあーちゃん。ふたりきりの時間を避けたくなってしまって、台所で娘サイズのマスクを縫う。余力があったので、夫のぶんも取りかかる。夫のは使いふるした手ぬぐいを使う。鎌倉へ旅行したとき買った、大仏の柄。あーちゃんはリビングと台所を行ったり来たり。ブロックあそび、プリキュアごっこ(だいたい、いまやっているプリキュアの、キュアグレースに変身)、着せかえに興じている。

 昼ごろ、幼稚園から休園を知らせるメールが届く。そりゃそうやよねえ、とほっとする。ただ、追加で送られてきたメールによると、始業式と入園式は行うとのこと。休園は今月いっぱい、とのこと。いちどは出席できないと言われた入園式に、出られるけれど保護者は一名だけ、となったとき、もう出なくていいかなと思っていた。いまの状況では、なおさら思う。となると、始業式だけ行くのもね、なんかもうお休みでいいのではと思えてくる。今月いっぱいかあ、今週中に夫がテレワークに(やっと!)入る予定なのだが、いったいどうなるのだろう。

 夕方、食材などを届けに母が来る。なんとなく、あーちゃんと夫に今日つくったマスクを着用させて出迎え、「がんばっとる」アピールしてしまう。母に「すごいやん、あんた器用やもんねえ」と言われる。幼稚園から、入園式の出欠を確認する電話があって、四月はお休みする旨も、いっしょに伝える。

 夜、眠たくてしかたないのに白湯をがぶ飲みしながら、ラジオ収録。音読したのは川上弘美「神様」(『神様』中公文庫 所収)。自分にとって馴染みのある本ばかり、紹介することになりそう。日記はまだ書けていない。

夕飯 ツナとしめじの炊き込みご飯、じゃがいもとえのき、わかめの味噌汁

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