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2022-07-30 | Blog, お知らせ, 俳句

俳句ネプリ&ダウンロード版「はるのもりばん」4号発行! ※期間終了

はるのもりばん4号告知画像

本日7月30日(土)、俳句ネプリ「はるのもりばん」4号を発行しました!

各コンビニにあるプリントサービス機に、上記画像内の予約番号を入力してください。8月6日(土)中までの期間限定で印刷していただけます。

プリントサービス機の設定ではカラー・白黒、どちらでも選択可能です。 カラーの場合は、文字の一部が金色っぽく印刷されます。お好みでお選びくださいませ。

そして、今回は初めてのダウンロード版もご用意しました!

◆「はるのもりばん」第4号PDFデータ(ダウンロード期限:7 /30〜8/6まで):こちらよりダウンロードしてください

※ダウンロード期間が終了いたしました。ありがとうございました!

なかなか外へ出かけられない方や、 海外在住の方で「はるのもりばん」を気にしていただけている方にもぜひ、お手に取っていただきたいです!期限はネプリと同じく、8月6日(土)中となっておりますのでご注意ください。

はるのもりばん4号紙面イメージ

今号は夏の特大号としまして、ゲストに楠本奇蹄さんTwitter)をお迎えしました!

テーマは「We Love 諸星大二郎」。怪奇・SF・歴史等のあらゆるジャンルを超え、唯一無二の世界観といわれている漫画家・諸星大二郎先生への「愛」を俳句作品というかたちで表現しました。各メンバーが連作10句を発表します!(掲載は計40句!!)

今回の参加について、奇蹄さんが書いてくださったnote「異界にまつわるスケッチ」も必読です。なんと「はるのもりばん」に載っていない次点句も読めてしまうのでぜひ…!

参加メンバーによる、各作品のタイトルをご紹介します(掲載順)。

「異界の複製、あるいは虚空についての帯状の記録」楠本奇蹄

「夢中夢」箱森裕美

「胃之頭綺譚」ばんかおり

「五十六億七千万年後の彼という歯車」春野温

諸星作品のファンの方だけでなく、これから読んでみたいという方にもお楽しみいただける作品群になっていると思います。たくさんの方にお読みいただけますと嬉しいです!

はるのもりばん4号、製作中のひとコマ

今回もデザインは堀口ともひとが担当。テーマに合わせ、ばんかおりが諸星先生風の似顔絵を描きました。描いているあいだも楽しかったのですが、参加メンバーに喜んでもらえて本当によかったです…。デザインもかなり試行錯誤しましたので(上の画像はそのひとコマです)、実際にどんな紙面なのかはぜひお確かめを。

「印刷したよ」のご報告、ご感想などお待ちしております!ぜひぜひ #はるのもりばん のタグをつけ、SNS等でご投稿してくださいね!

2022-07-28 | Blog, お知らせ, 俳句

俳句ネプリ「はるのもりばん」3号を公開します!

今年4月ネットプリントにて発行しました、「はるのもりばん」第3号をPDFデータにて公開いたします!

❇︎「はるのもりばん」は 春野温さん(Twitter)、箱森裕美さん(TwitterWebsite)とばんかおり(Twitter)の俳句作品を発表する場として2021年11月にスタートしました。第1号についての記事はこちら、第2号についての記事はこちらです。

第3号では「旅」をテーマに、メンバーがそれぞれ連作5句を発表。気軽に遠くには出かけられないご時勢のなか(それは今もあまり変わりませんが…)、Googleマップ上のストリートビューを使って吟行をおこないました。

裕美さんの「ゴールドコースト」(オーストリア)と、わたくしの「ブラジリア」(ブラジル)はまさに夏!という感じですし、温さんの「トロムソ」(ノルウェー)は暑い今だからこそ読む良さもありますね。

Googleマップ吟行、楽しくて現在でもよくしていますし、句作されるみなさまにオススメです!

さて、今週7月30日(土)はついに「はるのもりばん」4号の発行日!

次回は夏の特大号として、ゲストに楠本奇蹄さんTwitter)をお迎えします! 「We Love 諸星大二郎」をテーマに、各メンバーが連作10句を発表しますよ(句数もいつもよりボリュームアップ!)。

奇蹄さんは第11回百年俳句賞最優秀賞を受賞。当ブログで受賞作『おしゃべり』の感想を書かせていただいたことも…。今回ご一緒できてとても光栄でした!

唯一無二といわれる諸星大二郎の世界を、4人がそれぞれどう表現したのか…みなさんの作品がほんとうに素晴らしいので、はやく読んでいただきたくてうずうずしています! ちなみに今回はテーマに合わせ、諸星先生風の似顔絵を新たに描きました。どうぞ楽しみにお待ちくださいませ〜!

◆「はるのもりばん」第3号PDFデータ:こちらよりダウンロードしてください

2022-04-09 | Blog, お知らせ, 俳句

俳句ネプリ「はるのもりばん」3号を発行しました! ※印刷期間終了

本日4月9日(土)、俳句ネプリ「はるのもりばん」3号を発行いたしました!各コンビニにあるプリントサービス機に、上記画像内の予約番号を入力してください。4月16日(土)中までの期間限定で印刷していただけます。

「旅」をテーマに、メンバーそれぞれ連作5句を発表しています。なかなか遠くへは出かけれないご時世ですので、Googleマップのストリートビューを使った吟行をおこないました!

三者三様の旅先はこちら。

「ブラジリア」(ブラジル) ばんかおり

「トロムソ」(ノルウェー) 春野温

「ゴールドコースト」(オーストラリア) 箱森裕美

わたしは近未来的な建物に惹かれ、ブラジリアを吟行しましたがとても楽しかったです!誌面には参考までに吟行地も記載していますので、Googleマップで検索してみてくださいね〜

デザインは堀口文庫メンバーの堀口ともひと(design ib)が担当。前回はあの誌面に辿りつくまで試行錯誤があったのですが(2号はこちらで公開中)、今回はデザイナーの提案から「これだ!」と即決でした。

プリントサービス機の設定ではカラー・白黒、どちらでも選択可能です。 作品の世界観を味わえるカラー(今回は水色1色です)、お手軽に楽しめる白黒、お好みでお選びくださいませ。

ぜひぜひ、ご感想など #はるのもりばん のタグをつけ、SNS等でご投稿いただけますと嬉しいです!

2022-04-05 | Blog, お知らせ, 俳句

俳句ネプリ「はるのもりばん」2号を公開します!

今年1月ネットプリントにて発行しました、「はるのもりばん」第2号をPDFデータにて公開いたします!

❇︎「はるのもりばん」は ” しなやかに、かろやかに、自由に ” をモットーに、春野温さん(Twitter)、箱森裕美さん(TwitterWebsite)とばんかおり(Twitter)の作品を発表する場として2021年11月にスタートしました。第1号についての記事はこちら

第2号のテーマは「ホラー」。メンバーがそれぞれ連作5句を発表しました。みなさんからも「怖い…!」と、たくさんのご感想をいただき嬉しかったんですが、本当に怖いんですよ……。

温さんの身体がぞわりとする恐怖もすごいですし、裕美さんの視覚的に迫ってくる恐怖はぜひ誌面で確認していただきたいです。自句に関しては、「富江」のことを考えていてできた句が気にいっています。

さて、今週末4月9日(土)には、新しい「はるのもりばん」が出ます! 第3号のテーマは「旅」です。

今回もかなり面白い号になっていると思います。気軽には出かけられくなって久しい今、わたしたちがどのように「旅」をしたのか。発行日を楽しみにお待ちいただけたら幸いです!

◆「はるのもりばん」第2号PDFデータ:こちらよりダウンロードしてください

2022-02-08 | Blog, お知らせ, 日記, 雑記

日記:夢ではうまく声が出せない

子どもが部屋の壁で影絵遊びをしているところ

 日記というか、身辺雑記のようなことを久しぶりに書きたくなったので書く。

 数年まえは、寝落ちした / しないをよく日記に書いていた気がするけれど、このところ一ヶ月ちかくはずっと寝落ちしている。20時過ぎに子どもといっしょに眠りにつき、だいたい5時台に目が覚めるから、9時間は寝ていることになる。寝過ぎだ。

 ずっと眠りつづけている期間、妙に感じていることは「いやにリアルな夢」をみがちということだ。リアルというのは、夢の設定や、登場する人物への感情などがはっきりしている、くらいの意味合いだ。内容には関係なくリアルな夢をみると、起きたときに結構つかれていることが多い。よく寝言も言っているらしい。

 先日ついにリアルなうえ、怖い夢(幽霊がでてくる系)をみてしまった。

 夢のなかでもわたしは眠っていた。怖いことが起こってしまったので、どうにかして家族のだれかに起こしてほしい、という状況だった。夢のなかではうまく声が出せない。「助けて」と叫びたいのに、ひゅー、ひゅーと息ばかりが出てきて苦しい。それでもなんとか叫んでいたら、家族のひとりが起こしてくれて、わたしは「ありがとう」とお礼を言った。

 そのときも「助けて〜」と寝言を言っていたらしい。実際に揺すり起こしてくれたのは夫で、「ありがとう」も夫に言っていた。そこも寝言だったとはと驚かれた。夫の真似する、わたしの「助けて〜」がひどかったので、夢って声出そうとしてもぜんぜん出んやん?と言ったら納得された。

 こんな調子なので、昼間にしか活動していなくて、俳句に関することがほとんど進んでいない。目下のところ、今月末にある賞応募をどうするのか…というのが、悩みといえば悩みである。

2022-02-03 | Blog, お知らせ, 俳句

二〇二一年自選十句

2021年自選十句の画像

二〇二一年自選十句 

うすらひといふくちうすくひらきつつ

クリムトの金剥がしをる春の夢

ひとつばたご言葉の先にある身体

桜桃や友になれさうだつた人

箱庭のなかでは木々の抱合へり

真円を描く練習小鳥来る

鳥籠に玩具の鳥や宵の秋

十月の海底めくやモノローグ

冬さうび性記されぬ主人公

寒林に本当のこと入れしづか


 昨年Twitterにて呟いた「自選十句」。2020年は自分で好きと思える句がそこまでなくて、自選五句だったから感慨ぶかい…。

 どことなく行き場がなくて未発表だった句(1句目)、結社誌に掲載された句、賞へ応募した句など、評価されたものもされてないものもあるが、好きな句を選んだ。

 きれいな字でもないのに手書きで書いたのは、年末でいつも俳句の画像を作ってくれる夫が忙しそうだったからだ。3回くらい書きなおした。

 こうやって振りかえってみると、友だちとの句会や勉強の場などのたのしい時間がいっしょに思いだされる。とてもありがたい。自分には結社で学ぶということも必要だが、友だちと共にやりたいことができるのもうれしい。今年も俳句をとおして、たのしいことがたくさんしたい。

2022-02-01 | Blog, お知らせ, 俳句, 書評

津川絵理子『夜の水平線』(ふらんす堂)十五句抄出

津川絵理子『夜の水平線』の表紙

 

 津川絵理子先生の句集『夜の水平線』(ふらんす堂)が第61回俳人協会賞を受賞されました。おめでとうございます! 俳人協会HP

 本書は絵理子先生(俳句結社『南風』に所属し師事しているため、こう呼ばせていただきます)の第3句集。2020年12月に発行されています。

 発行時、わたしはまだ句歴も半年ほどで、俳句結社「蒼海」に所属していました。絵理子先生の句に触れたきっかけは、結社誌に掲載されていた招待作品です。また、編集後記に千野千佳さんが「スランプになったときは津川絵理子さんの句集を読みます」という旨を書かれていたことがとても印象的で…自分も読んでみよう!と思ったのでした(ファンであるかたが『いいよ』と言われる本をわたしはすぐ買います)。

 幸運にもそのとき、Web上では在庫がないのに地元の書店で取り寄せができ、第1句集『和音』と第2句集『はじまりの樹』がまとまった『津川絵理子作品集 Ⅰ』(ふらんす堂文庫)もいっしょに入手できたのです。

 順番に読んでいくなかで、少しはずかしい話ですが、読めない漢字・知らない季語をすべて調べることを初めておこないました。どの句からも目が離せなくて、なにかを取りこぼすのが嫌だった。いっきに絵理子先生の句に夢中になり、もちろん影響はそれだけではないのですが、現在も自分は俳句をつづけている気がします。

 前置きが長くなりました。今年に入ってから、本書をノートに全句書き写してみたのですが(これもまたまた千佳さんの影響…!)、あらためて好きな句を抄出してみたいと思います。


 

断面のやうな貌から梟鳴く

近づいてくる秋の蚊のわらひごゑ

同じ味して七色のゼリーかな

たどりつくところが未来絵双六

止まり木に鳥の一日ヒヤシンス

タランチュラなめらかに来る夜長かな

鯉の吐く小石の音や雛祭

引力は血潮に及ぶ鏡餅

冬薔薇満場一致とはしづか

香水や土星にうすき氷の輪

水を飲む馬の眼張りぬ冬の山

吊られたる大筆売れし十二月

自転車とつながる腕夏はじめ

盆栽は鉢を出たがる柿日和

星飛んで巨きな墓に王ひとり


 現在、本書は再版の準備中だそうです。電子書籍版は、版元さんのシリーズで驚きの1100円で購入することもできます。

2022-01-27 | Blog, お知らせ, 俳句

俳句のアドベントカレンダー 2021(25句)

俳句のアドベントカレンダーの25句が載っている画像

俳句のアドベントカレンダー 2021

わたむしのふとわたしよりうまれゐづ

きしめんの幅ばらばらや冬麗

冬の日へ前髪のあるバレエダンサー

凍星をとほさぬやうに薬瓶

水槽の中ゆつくりと落葉かな

時雨るるやウルフの日記読みかへす

かはうそは睦びて光る冬の水

ほんたうとばかり言ふ癖冬の虹

石蕗の花姉のやうなる知己の増え

王さまに飼はれていたる通し鮎

ポインセチア歩いてゆける喫茶店

ほんたうは滅びたる国十二月

言ひ出しのこゑのつかへて冬木立

極月の入れ子に仕舞ふ食器かな

蝦蛄葉仙人掌空気の満ちてゐる人形

書き割りのごと寒菊とすれ違ふ

カピバラの指に水かき暮早し

冬ざれてスープカレーの漣す

思ひつくもの飾られし聖樹かな

ネタバレはしない約束冬の暮

日向ぼこ手にやはらかきインド綿

溶けのこる砂糖ざらりと冬菫

冬ばらのごと母斑ある腕かな

クリスマスイヴ即ち夫の誕生日

結末を知りて観る劇クリスマス


 2021年12月1日から25日のクリスマスまで、毎日1句Twitterで俳句をつぶやく「俳句のアドベントカレンダー」を行いました。

「俳句のアドベントカレンダー」は、一緒にネプリ「はるのもりばん」を作っている、箱森裕美さんが提案された企画です!

 最初は毎日できるかな?とも思いましたが、同じハッシュタグでつぶやかれてるみなさんの句を読むことが楽しくて、あっという間に過ぎていきました。

 Twitterでは「#俳句のアドベントカレンダー」「#俳句のアドベントカレンダー2021」のタグと、携帯で撮った画像を添えていました(一部、著作権フリーの画像も使用。わたしはピクサベイをよく利用しています)。

 気がついたら手元に25句ある…というのも、なかなかすごくて、 また来年もやってみたいです。読んでくださっていたかた、どうもありがとうございました!

2022-01-21 | Blog, お知らせ, 俳句, 書評

楠本奇蹄句集『おしやべり』を読みました。

楠本奇蹄さんの句集『おしやべり』の表紙写真

 楠本奇蹄さんの『おしやべり』は、第11回百年俳句賞最優秀賞を受賞した同タイトルの連作50句をまとめたミニ句集。賞の主催社が発行する雑誌「100年俳句計画」2022年1月号の付録として付いてくるものを手にいれました(現在、残念ですが品切れになっているようです…)。

 奇蹄さんは句集で作品が読みたいと個人的に思っている俳句作家さんのひとりで、本というかたちで読めたことがうれしいです。また、第12回北斗賞の准賞を受賞されたことも記憶にあたらしく、また句集を手にできるのもそう遠いことではないかも…?と思っています。本当におめでとうございます!!!

 本作は連作であり、隣りあう句のつながりも素晴らしいので、そこから取りだすのもどうなのとか、そもそも全部すきなので…という気持ちもありますが、特にすきな5句と稚拙ですが感想です。

聖五月ひつじにひかりひとつずつ

光あふれる初夏、しろい羊の群れがある。季語から神の子羊イエス・キリストや、「いけにえ」というイメージも導きだされ、光があるから生まれる翳りにも惹かれる一句。ひつじが自分も含め人間たちに思えてくる

脱いだ服ほどのはつねつ夏座敷

虹がはじまる家々をぬけがらにして

隣りあっている二句。「脱いだ服ほど」という比喩にまず惹かれ、開かれた「はつねつ」の軽やかさに夏座敷の重みという対比にどきりとする。脱いだ服とぬけがらの、つながりがあるようなイメージもすきで、古めかしい家々から飛びだしていったような物語性も感じる

小春日は梯子の翳の逃げたい日

冬の季語のなかではあかるい印象で、個人的に使いがちな季語「小春日」。でも、この後ろめたいような気持ち、なんだか「わかる」となる

白鳥は来ぬ虹彩の草臥れに

奇蹄さんの句には、季語(掲句だと白鳥という動物)と身体の境目がないような印象をいだくことが多いが、こちらもそう思った。「草臥れ」(くたびれ)という表記には、疲れたという意味以外にも、視覚的に訴えてくるものがある。目ではなく、虹彩という部分を取りだしている点もすき

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