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2020-04-27

思いだす日記 | 四月十八日(土)

夫のつくった滑り台で遊ぶ子ども。

 六時起床。雨の音。身体がだるい。検温すると36.2℃、きっと低気圧のせいだろう。朝食はホットケーキ。

 ずっと返信できていないことに、いてもたってもいられない気持ちになって、インナーチャイルドのメールセッションに、ながいながいメールを送る。

 家にあるダンボールを使って、夫がすべり台をつくるという。ネットで情報を吟味しながら、「足りないものがある。それをなにで補うか……」と、ぶつぶつ呟きながら。

 それをはたから見ていたあーちゃんに、「あーちゃん、おとなになったらパソコンで、おてつだいする。かーちゃんがこどもになったときの、すべりだい」と言われ、泣きそうになる(注 : 四月十五日の日記参照)。頭のなかでは、曽我部恵一「おとなになんかならないで」が流れだす。ほんとうに、おとなになんか、ならないでほしい。

 それなのに、ひとりになりたいという気持ちが、一日のうちになんども浮上する。本がよみたい。ラジオの収録がしたい。自分に気持ちが向いていないことは、子どもに即伝わって、そのぶんかまってかまってが、つよくなる。

 外で流れている放送「市からのお知らせ」、さいごのひと言に「コロナウイルスとたたかいましょう」と聞こえてきたのは、気のせいだろうか。勝つとか負けるとか、ましてやたたかうとか、そんな気はさらさらないです。

 小説家の相川英輔さんが呼びかけていた、朗読の企画に参加することを決める。

 いろいろとつらくなってきて、アニソン三曲(エルガイム、レイズナーのOP)、YouTubeで流して夫と熱唱。歌うより、叫ぶにちかい。

 「もうできた?」と何回も、あーちゃんに急かされながら、夕方ごろ、すべり台が完成する。これまでさんざん、あーちゃんの人間すべり台だったわたしは、これによって解放されるのか(椅子に足を伸ばして座らされ、よじのぼってすべられていた。けっこうな痛さ)。足りない、と言っていたのは階段ぶぶんで、それはちいさめの脚立で補われていた。夫、すごいな。

 夜は前職場である「長月」でお世話になった愛称ル・マンドさんの、Instagramでのライブ配信にお邪魔した。久しぶりにメイクをして、家族以外のひとと話した。さいしょは恥ずかしがっていたあーちゃんだが、慣れるとiPhoneのカメラのまえから動かなくなった。夫まで登場し、二十時ごろ終了。三十分後には、あーちゃんと夫が就寝。わたしは台所ですこしだけ、ラジオを収録する。

夕食 モスバーガー、ポテト(L)、ビール

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