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2020-05-11

思いだす日記 | 五月三日(日)

ゲーム「どうぶつの森」の一場面
あーちゃんによるスクショ。「ぶつ森」の世界はいいなあ

 朝、あーちゃんが「あのさー」と言ったら、タブレットのAlexaが返事をした(Siriにはいつも『えい、しり』と呼び、『◯◯を英語で言うと?』とよく聞いている)。

 ストレッチとラジオ体操、すっかり習慣になる。身体が動くようになってきた。ラジオ体操の後半にある、全身を足元から頭上へ、ぐるぐる回す運動がつらそうな夫に、わたしそんなことないけどなあ、と余裕ぶったら(またもマウント)、「できてないし。周回遅れやし」と指摘された。自分では気づいていなかった。

 ごはんに緑が足りないなあと思うけれど、冷蔵庫には、使いわすれて萎びたきゅうりしかない。

 いまいちばん読みたいと思っていた(そのときの気分でかなり変動するのだが……)、江國香織『去年の雪』(KADOKAWA)が届く。本書は登場人物が百人以上いて、とよく紹介されているのを読み、気になっていたのだ。冒頭をすこしだけ読んでみて、おお、そういうことか、と思う。わかしょ文庫さんの『ランバダ』二冊セットも届く。vol.1の書き出しに衝撃を受ける。

ベランダに持ち出した本、保坂和志『小説の自由』

 ほとんどの時間を庭で過ごす。今日はベランダに、保坂さん『小説の自由』を持ち出した。つねにあーちゃんが話しかけてくる。

 「日中は子どもがいるから、読書に集中できない」というのを定説のように思っていたが、さいきんはもう、集中ってなんだっけ……くらいの気持ちになってきた。そのときに必要と思っている本を、五分くらいでもすきまがあれば、読んでいる。二、三行しか読めないときもある。それでいい。読めないことにフォーカスすると、そこから動けないような、気持ちになるから。

 わたしが読みたいのは、そんなぐちゃぐちゃの状況のなか、本を読んだりなにかつくろうと、必死にやってきた / やっているひとの記録だ(読みかけの『天才たちの日課 女性編』がこれにあたるだろうか)。自分じしんが、それをこれまで日記に書いてきたのかもしれないけど。

 夜、ひとりで起きていた。「東京マッハ」のライブ配信をYoutubeで観る。ゲストは海猫沢めろんさん。自分で選句しておく余裕はなかったが、話をただ聞くだけでも、面白かった。

夕食 鶏そぼろ丼、うめきゅう

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