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2020-09-14

8/21付愛媛新聞「青嵐俳談」入選しました。

海と砂浜。

背泳や片恋し人みな魚座  かおり

− 8/21付愛媛新聞「青嵐俳談」森川大和選[入選] 掲載ページはこちら

 ブログではご無沙汰しています。五月ごろからはじめた俳句に、はまりつづけているばんかおりです。俳句、むずかしいけれど楽しい! じつはある結社の会員になることも決めました。いまは手続きの途中なので、こちらについてはまたいずれ。

 一方、日記はノートにがんがん書きつけているものの、Web上で日記を発信する、ということが自分のなかから抜けていました。ほんとうに、すっぽりきれいに。こちらも、書きたいときに書くというゆるいスタンスで再開する予定ですので、また読んでいただけたらうれしいです。

 さて、句会に参加するために作りはじめた俳句、さいしょは句会にだす三句で精いっぱいでしたが、どこかへ投稿してみようかな、という気持ちが湧いてきました。毎月句会でご一緒しているお仲間が、どんどん投稿に挑戦されているので、その影響もおおきいです。三十代まで(三十八歳のわたしには残り一年ちょっと)を対象とする、愛媛新聞の俳句コーナー「青嵐俳談」も、お仲間が入選されていたことから知ったのですが、先日掲句で入選をいただきました。


 まだまだ初心者だからか、俳句ができても「わからない」という気持ちになることがよくあります。十七音という短さでも、自分の意のままにまったくできないし(できたら、つまらないかもしれない)、単にいいのかわるいのか、自分でもわからない。

 池田澄子さんのエッセイ集『あさがや草紙』(角川学芸出版)にたしか、下手でも自分の書きたいことが書きたい、という旨のことが書かれていて(手元に原本がないため覚え書きですが)、迷ったときはいつも思いだします。それが書けていたら、自分のなかで「よし」とするような。

 わからないから、他者に読みをゆだねる部分があって、句会があるのだろうし、投稿によって選を受けることもあるのだろうと、初心者なりに思います。

魚市場で見かけた、顔はめパネル。

 掲句も、そんな「わからない」句でした。以前ブログでも「エモい句を作るぞ〜」と書いていたのですが、そのなかでできたものです。

 単純だけど、エモすなわち恋の句。とはいえ、季語(背泳・夏)以外の言葉は、当社比の事実であり、自分にだけわかる類のものでした。星座にたいする感覚も、わたしには身近だけど、どうでもいいひとにとってはどうでもいいものだろうな〜。あとは、泳ぐと魚のイメージが近いかな、というのが気になりつつ、べちょっとしてなくて、さっぱりした季語をあわせたくて……。

 結果、とてもうれしいけれど、掲載された自分の句を見て、ちょっと身悶えてしまう事態になりました。しかも、その恥ずかしさがなんだかくせになり、「青嵐俳談」へはそれから(自分なりの)エモ句をまじえて投句をしています。どうなのだろう。もし、また入選できたら、ブログでしれっとご紹介させてください。

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