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2020-05-06

思いだす日記 | 四月二十九日(水)

自室の本棚
今後もすこし予定のある「オンライン○○」の背景は自室の本棚、このあたり。

 いつもなら、今日からゴールデンウィーク、という感じのする日にち。

 午前中にイラストレーター・平松モモコさんのオンライン似顔絵。

 わたしにとってはじめてのオンライン◯◯だ。こもりはじめるまえから、会いたいと思うばかりで会えていないひとたちには、オンラインでもすぐに会うことができない。ただ、自分から誘うことが苦手で、だれからも誘われないだけ、というのもあるけれど、またかならず会いにいくから、と思っているのもある(これを読んでくれているかた、もちろん誘ってくれていいんですよ)。あとは興味の幅がせまいから、参加したい、と思うものがすくないのも、あるかもしれない。

 Instagramのビデオ通話を使う予定だったので、PCのほうがお話しやすいかしらんと思い、ブラウザからログインしようとして、パスワードわからなくなってて変更……と直前までばたばた準備していたものの、アプリからしか通話できなかったみたいで、けっきょくiPhoneを使うことになる。

 似顔絵を描いてもらうのは三回めになる。まえ描いてもらったのは昨年の八月のことだ。「ばんさんのことは、もう見なくても描けます~」というモモコさん。さいしょ、告知を見たときすこし迷ったのだけど、今回は予祝バージョンがあるということで、それをお願いしたいと思ったのだ。予祝。字のとおり、あらかじめ祝うこと。おそらく引きよせに似たなにか……だと思うのだが、よくわからない(この日記を書いているいまも、ググったりしていない)。でも、おもしろそうだと思った。

 わたしがあらかじめ祝ってもらったのは、短篇小説集が完成したこと。いま製作が止まっていて、それを焦るでもなくなっている新作zineの、装画をお願いしようとしているのが、まさにモモコさんでもある。

 モモコさんはインタビューがとてもうまいと思う。判型、テーマや中身、タイトルについても話した。タイトルを言ったのははじめてだった。そのとき抱っこしていたあーちゃんを別室に移動させ、ひと呼吸おいてから、声にだした。顔がかっと赤くなる。それだけのことなのに、勇気がいった。

 マーマーマガジンのどの号だったか、すぐには思い出せない。レースのブラウスにサロペットを着たモモコさんが載っていて、わたしはひとめぼれしたみたいな気持ちになった。輝いてみえた。推しってきっと、こういうことなのだろう。それでもいつも緊張しすぎることはなくて、ほんとうに楽しい時間。今日もたくさんお喋りできてうれしかった。おすすめされてずっと買えていない、セルヴォークのグロス欲しいな。慣れないし調整もうまくできなくて、わたしの声はとてもおおきかったはずだ。家族ごめん。

 実家でよく母がつくっていたキッシュ(と呼んでいたが、実質スペイン風オムレツ)を久しぶりにつくる。レシピの時間より長めに炒めたはずが、じゃがいもも玉ねぎも固くてあーちゃんに不評。

夕食 ハムと玉ねぎ、じゃがいものキッシュ、トマトサラダ

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