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2021-03-18

12/11付愛媛新聞「青嵐俳談」に入選しました。

子供の書いたひらがなの練習
句とは関係ないですが、子どもがしていた文字の練習です

いにしへの文字を習ひて一葉忌  ばんかおり

 12/11付(2020年)愛媛新聞「青嵐俳談」森川大和選・入選をいただきました。ありがとうございました! 掲載ページはこちらです。(このときの、ひとつまえの麻衣子さんの句、面白い!)

 季語は「一葉忌」(冬)です。11月23日は小説家・樋口一葉の忌日。俳句には、著名な作家の命日を季語とする、「忌日季語」というものがあります。はじめてそれを知ったとき、(何だかかっこいい……)と思って1句作ってみたのですが、みごとに季重なりしてました。それ以来、むずかしいけれど、自分がすきな作家の忌日が近づいてきたら、句を作るようにしています。

 掲句もそのようにして作った句のひとつです。一葉といえば擬古文(平安時代の文体を真似た文)というところから発想しました。とはいえ、いまだ現代語訳でしか一葉を読んだことがないので(川上未映子さん訳の『たけくらべ』がすきです)、いつかは原文を……!と思っています。

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