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2020-11-29

十一月二十八日(土) 鯛焼を買ひにゆかうと泣く子ども

鯛焼きを空にかざしているところ

 朝、子どもといっしょにNetflixで、映画『魔法つかいプリキュア!奇跡の変身!キュアモフルン!』を観る。モフルン(喋るぬいぐるみで、いわゆる妖精の立ち位置)がプリキュアになるんや、ということは分かっていたので、あーちゃんは「いつなるの?」とばかり言っていた。演出がいいというのか、テンポがよくて面白い。洗濯を干す手がたびたび止まった。男の子のプリキュアなのかと思いきや、モフルンの性別は、モフルンらしい。まほプリ(と略すらしいと、今日知った)はアニメ版を観ていたが、まだ最後まで観られていない(HUGっと!プリキュアも)。俄然、続きが気になってくる。

「猫俳句大賞」への投句を完了。

「たいやきがたべたい」というあーちゃんを連れ、近所のホームセンターへ。先週末、もう夕食の時間かというときに、「いまからたいやきをたべにいく」と急に泣きだして、つぎのお休みに食べようね、と約束していたのだ。

 ペットコーナーでアロワナを見ていると、いつも必ず『FRIED DRAGON FISH』という映画のことを思いだす。結末だけをずっと記憶していることと、その内容を、近くにいる夫にぽつぽつと話す。わたしはいつも、意味のないことばかり喋っているなぁと思いながら。大きくて、赤みがかった尾をひらひらさせたアロワナの、二本生えたひげのようなぶぶんを一瞬、夫は水槽の上から撫でていた。

 屋台で買った鯛焼きを、あーちゃんは初めて一尾まるっと食べる。これ、お昼食べへんやろうなぁ、と思いつつすぐ、土曜やし、こんな日が一日くらいあってもいいか、と思う。ここの屋台の、醤油味のたこ焼きが好きで、来たらぜったい買ってしまう。わたしも鯛焼きを一尾食べ、あまり時間を置かず、たこ焼きも食べたら、お腹がぱんぱんになってしまった。やはり、あーちゃんもお昼をあまり食べない。

 アンパンマンを描いているあーちゃんの、小さなテーブルの片隅を借り、わたしも推し(ヒロアカの飯田くん)の絵を描く練習ができたし、鬼滅のアニメも二話観られたし、オタクの心が満たされた日であった。

今日読んだ本:『セレクション俳人11 田中裕明集』(邑書林)

 

 

 

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