思いだす日記 | 四月三十日(木)
昨日は二十時半に寝てしまったので、さすがになにもしてないと感じる朝。自然に五時半には目が覚めるが、なにかするわけでもなく、iPhone片手に布団のなかでまんじりとする。
日記に書きわすれていたが、一昨日あーちゃんが「ひとりでねる」と言って、わたしも夫もいないなかはじめて眠った。理由が聞いても掴めなくて、なにの影響だろう?とそわそわしていたが(無意識に動画をいろいろ見せてしまってるので)、昨夜はわたしとだけ寝る、と言ったのだ。それで、いっしょに眠ってしまった。
なにもしてなさにうっすらと焦って、子どもの対応にも、余裕がなくなる。今日は夫が出社をする日で、久しぶりにあーちゃんとふたりきりで過ごす日だった。いなくなった途端に、喧嘩しはじめるわたしたち。そういうとき、子どもの要求はつよくなるのが常なのだが、面倒くさいという気持ちに飲みこまれそう。
庭であそぶ。「シャボン玉ひかる、ひかるものがだいすき!」という、あーちゃんの言葉をiPhoneにすぐメモしながら、どこか心ここにあらず。
もやしのナムルをつくる。一本いっぽん、芽と根を取っていくのがつかれるが、こうする以外の方法を知らない。
思ったより早く、夫が帰ってきてほっとする。ハムとナムルをのせた塩ラーメンで昼食後、子どもとふたりで散歩。ふたりきりで散歩をすることに、つかれを感じてきた。いつもあーちゃんはたのしそうだが、わたしには同じことの繰り返しに、思えてきてしまった。たんぽぽの綿毛を二本見つけ、それを吹くあーちゃんを写真に撮ったら、光がきれいに写っていて夫にLINE。それだけで、すこし気持ちが晴れてくる。急に暑くなった。帰ったあとは、半袖のTシャツを着る。
夫はベランダを過ごしやすく、改良することに燃えている。わたしはそこで本を読んで、あかるいうちからビールを飲もうと思う。今日はこまぎれの時間に、イーユン・リー「優しさ」を読みきる。
実家から貰いうけた、冷凍の豚肉480グラムをどうしたものかと、ずっと思案していたが、焼肉をすることに。冷蔵庫に入っていた野菜も、ぜんぶ焼く。フライパンで焼いただけだが、思いのほかたのしく、美味しく食べた。
こもりつづけた、四月がおわる。
夕食 焼肉(豚肉、キャベツ、ピーマン、玉ねぎ)、もやしのナムル