十二月十日(木)、十一日(金) 暮早し棚から本の溢れたる
十二月十日(木)
園行事の影響で、今日の送迎はいつもと違うパターン。でもわたしは間違えない。お便りを読んで不安だった箇所は、事前に先生に聞いたからだ。今回は素直に聞けてよかったと思う。送った先で、あーちゃんは昨年の担任の先生に会え、うれしそうにもじもじしていた。
午前中は夫といっしょに万代書店へ、ヒロアカグッズを探しにいく。いわゆるリサイクルショップだ。随分まえに友人と、ここに来たことが数回あるのだが、何が目的だったか全く思いだせない。それは夫も同様で、懐かしさというか若干の恥ずかしさに、ふたりしてにやにやしていた。昨日行ったブックオフでは、タイトルごとにグッズが並んでいたが、こちらではごちゃ混ぜになっている。そのなかから夫が見つけだしてくれた、飯田くんのアクリルスタンド(ハロウィンver.)を購入。
帰り道、書店に立ち寄る。毎月投稿している「野性俳壇」を確認したかったのだ。結果はボツ。兼題は「日短」で、わりあい作りやすいと思っていたので、そうか……と思う。ここのところ勉強不足を痛感している。なんとなく、これまで生きてきたぶんの蓄積(語彙とかの)は、いよいよ空になったぞ、という感じがするのだ。足りていないからと、本棚に入りきらないくらいに本を増やしながら、わたしはアニメばかり観ている。
夕飯は豚肉のしょうが焼きと味噌汁(残り)。
お風呂であーちゃんといっしょに「ヒーリングっど♥プリキュア!」の主題歌を歌う。さいきんはあまり観られてないが、歌えるものだな、と思う。あーちゃんは「ふ〜うってとこ、うたう!」と言って、合いの手?を入れてくれた。楽しかった。頭がふらふらで、早めに就寝。
十二月十一日(金)
朝、園への送りから帰宅すると、駐車場に大きなトラックがいた。入ることができず、とりあえず安全な場所に停車して、夫にその旨をLINEする。もう大丈夫かな、と思いふたたび駐車場に近づくと、まだ待っとれ、という身振りの夫。ちょうどトラックが出ていくところだった。ありがとう〜もしや、何かひとこと言ってくれた?とか思っていたら、たまたまだったようだ。帰宅して、着ていたパーカーをさっと脱いだ夫は、上半身裸だったので驚いた。裸で筋トレしていたところだったらしい。
洗濯時のアニメ、今日は呪術廻戦。つづきが気になりすぎて。
午後は外出する予定があったので、午前のうちに夕飯をつくる。具材に何の捻りもないカレー。じゃがいもは大きめに切る。
出かけたのは、岐阜駅前にある「アニメイト」だった。生まれて初めて行った。もちろん夫もいっしょだ。今日もふたりしてにやけていた。でも、思ったよりヒロアカグッズは少なくて、来年は増えるかもね〜と言い合いながら、すぐ店を出た。そういえば、呪術の呪の字もなかったけれど、見つけられなかっただけだろうか。すこし拍子抜けしたまま、駅内にあるミスドでドーナツをテイクアウトして帰る。
❇︎タイトル註:冬の季語「暮早し」。冬の日の暮れが早いこと。