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2020-12-08

十二月七日(月) ネタバレはしてませんから日短

助手席に置かれた少年ジャンプ
表紙絵がポップでおしゃれ

 なんだか朝からふわふわとしていた。わたしと夫は揃って、フードコートでミスドのエンゼルフレンチを食べていた。まだ開店して間もないイオンはひとが少なかった。無印で子ども服を買うなど、用事を済ませてから、またフードコートに戻る。スガキヤでわたしはピリ辛ネギ、夫は特製ラーメンを食べて家へ帰った。

 気持ちが落ち着かなかったのは、「週刊ジャンプ」を電子で読むか紙で買うか、迷っていたからである。電子派の夫に追随して、普段ほとんどの漫画はiPhoneで読んでいたが、今日発売の号はヒロアカが表紙&巻頭。しかも人気投票の発表があり、口絵というのかポスターの画像がTwitterでふと流れてきたのを見て、紙で買おうと思う。

 推しがまさかの上位だった。ヒロアカの世界には、ヒーローランキングというものがあり、それすらなくてもいいのではと思っているくらいだから(皆それぞれの個性を生かしている様が素晴らしいから、順位づけのない未来があってもいいと思う)、人気投票というものじたい、よくわかっていなかったのに……。そうか、先生の描く新しい推しの姿が見られるという、喜びがあるのだな。

 いざ、コンビニに生まれて初めてジャンプを買いにいこうと思うと、急に恥ずかしさに襲われた。まさか、自分がこんなにも少年漫画にはまるなんて、みたいな気持ち。これまでジャンプに持っていた、あまりよくない固定観念とか。思わず夫に、ちょっと、ついてきてよとお願いするが、ついてきてはくれなかった。わたしはただ楽しいのだ。すきなものをすきだと思っていることが。小学生の頃は『ぼくの地球を守って』、中学生の頃は『風と木の詩』にはまっていたときは、それをだれかに伝える発想がなかったことを、思いだす。

 セブンイレブンでジャンプと、ついでにスイートポテト二個をレジに出したときは、恥ずかしい気持ちなんてみじんもなかった。ざらざらとして、細かいところはつぶれてしまっている(登場人物が食べているお菓子の袋とか)本誌で読むヒロアカの最新回は、めちゃくちゃ面白かった。

 ふわふわとしているまま、お迎えの時間が来てしまう。夕飯は豚汁の残り。娘と夫がお風呂に入っているあいだに、『呪術廻戦』のアニメを一話だけ見る。オープニングの曲がおしゃれで気になった。

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